【加工の限界へ挑戦】鉄の厚板20mmに、幅8mmの長穴加工!】

素材 | SS400 |
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単価 | 5000円 |
サイズ | 100X300 |
厚み | 20 |
枚数・個数 | 2個 |
所要時間 | 2日間 |
ポイント
ステンレスのレーザーカットを主力としながら、弊社では鉄の加工も承っております。
今回ご紹介するのは、そんな鉄の加工の中でも特に技術力が問われる一例です。
写真をご覧ください。こちらは厚さ20mmの鉄板に、**幅わずか8mmの長穴(スロット)**を開けたものです。
なぜこの加工は難しいのか?
レーザー加工の世界には、加工の可否を判断する一つの目安があります。
それは**「穴の直径は、板の厚み以上が望ましい」**というもの。場合によっては「板厚の半分まで」という、
さらに厳しい基準を設けている加工業者も少なくありません。
この基準に当てはめると、板厚20mmの場合、通常は直径20mm以上の穴を開けるのがセオリーとなります。
では、なぜ小さな穴を開けるのが難しいのでしょうか?
熱影響の集中: 狭い範囲にレーザーの熱が集中し、素材が溶けすぎたり、歪みが生じたりするリスクが高まります。
ドロスの排出不良: 溶けた金属(ドロス)が穴の内部で固まりやすく、キレイな切断面を得るのが困難になります。
レーザー光の乱反射: 穴の側面でレーザー光が乱反射し、加工精度が低下する可能性があります。
これらの理由から、**「板厚20mmに対して幅8mmの穴」**という今回の加工は、
多くの業者で断られてしまう可能性が高い、非常に難易度の高い案件なのです。
弊社の技術力にお任せください!
レーザーテックでは、長年培ってきたノウハウと最新の設備、
そして何よりも熟練の技術者の「技」を駆使することで、このような困難な加工条件をクリアしています。
「他社で断られてしまった」「こんな加工は不可能だと言われた」
そんな案件こそ、ぜひ一度弊社にご相談ください。お客様の「作りたい」という想いに、技術力でお応えします。