限界への挑戦。SUS304 0.02mm極薄箔の精密切断

| 素材 | SUS304 |
|---|---|
| 単価 | 3000円 |
| サイズ | 80X220 |
| 厚み | 0.02 |
| 枚数・個数 | 24枚 |
| 所要時間 | 3日間 |
ポイント
今回は、弊社にとって新たな挑戦となった「ステンレス(SUS304)厚さ0.02mm」の切断加工事例をご紹介します。
これまで弊社の実績として最も薄い板厚は0.03mmでしたが、今回はそれをさらに下回る「0.02mm(20ミクロン)」という未知の領域への挑戦でした。
0.01mmの差がもたらす、圧倒的な難易度
数値で見ればわずか0.01mmの差ですが、加工現場における難易度は劇的に変化します。
- 「切断」ではなく「変形」との戦い
0.02mmという厚みは、もはや「板」というよりも「箔」や「フィルム」に近い性質を持ちます。
切断時のわずかな負荷で切り口がめくれ上がったり、全体が波打つように曲がってしまったりと、形状を維持したまま切断することが非常に困難です。
- 「指の力」さえもリスクになる繊細さ
この厚みになると、完成した製品を指先でつまむだけで、その圧力によって永久変形(折れ・曲がり)が生じてしまいます。
加工のポイントと慎重な取り扱い
今回の加工において、特に注力したポイントは以下の2点です。
1. 切断形状の精度維持
極薄材特有の「逃げ」や「歪み」を抑えるため、治具の選定や加工条件(スピード・圧力等)をミリ単位で微調整しました
結果として、切断部の曲がりを最小限に抑え、要求精度をクリアすることができました。
2. 徹底したハンドリング(取り扱い)
加工そのものと同じくらい神経を使ったのが、加工前後の「人の手による操作」です。
- 専用のピンセットや治具を使用
- 搬送時の空気抵抗によるバタつき防止
- 梱包時の重みによる変形対策
「触れれば曲がる」という極限状態の中、一つひとつの製品を「宝物を扱うように」慎重に取り扱うことで、
最小限の変形に抑えました。
弊社の「薄板加工」へのこだわり
「0.03mmが限界だと思っていた」という既成概念を打ち破り、0.02mmの加工に成功したことは、弊社の技術チームにとって大きな自信となりました。
他社で「薄すぎて断られた」「変形がひどくて使い物にならなかった」という案件がございましたら、
ぜひ一度弊社にご相談ください。長年培ったノウハウと、薄板に対する深い理解をもって、最適な加工方法をご提案いたします。
> 【加工スペック】
> * 材質: ステンレス(SUS304)
> * 板厚: 0.02mm
> * 課題: 切断時の曲がり防止、ハンドリング時の変形防止
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