ホームセンターの支給材(SUS430)からのレーザー切断

| 素材 | SUS430 |
|---|---|
| 単価 | 3000 |
| サイズ | 30X100 |
| 厚み | 1.0 |
| 枚数・個数 | 10枚 |
| 所要時間 | 1週間程度 |
ポイント
今回は、少し珍しい「お客様からの支給材(材料お持ち込み)」によるレーザー切断の加工事例をご紹介します。
実は、材料をお持ち込みいただいての加工は、コストや技術的な面で一工夫必要なケースが多いのです。今回はそのあたりの「裏話」も含めて、当日の加工の様子をレポートします!
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### 「余った材料から切る方が安い?」——実は逆になる理由
よくお客様から「手元に余っている材料があるから、これを使って切断してコストを抑えたい」というご相談をいただきます。
しかし、私たちプロの目線からお答えすると、実は「材料を支給していただく方が、こちらで材料をトータルでご用意するよりも加工賃が高くなるケースが多い」のが実情です。
理由は大きく分けて2つあります。
1. **専用治具(固定具)の作成が必要になるため**
普段使い慣れている定尺板(大きな材料)とはサイズが異なるため、レーザー加工機にしっかり固定するための専用の治具をその都度、即興で作る場合があります。
2. **リスクに対する保証が難しいため**
万が一、機械のエラーや加工ミスで材料がダメになってしまった場合、代替品の手配や材料代のご補償といったリスクが発生します。
そのため、「コストダウンだけ」が目的であれば、支給材での加工はあまりおすすめしていません。
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### 今回のケース:トラスコ中山製のSUS430板
今回のご依頼は、上記のデメリットをご説明した上でのスタートでした。
お客様がこだわられたのは、「トラスコ中山ブランドとしてホームセンター等で販売されている、クオリティの高い板から切り出したい」という点です。
確かに、市販されているその板を拝見すると、表面の養生(保護シート)が非常にしっかりしており、キズが極めて少ない状態でした。
「この綺麗な状態の板を活かして、どうしても指定のサイズに切り分けたい」という熱いご要望にお応えし、加工をお引き受けすることにいたしました
### 小さな材料だからこそ、職人の「細かな配慮」が光る
今回の加工は、形状自体はシンプルな直線カットです。
超高難易度というわけではありませんが、実は「比較的、注意すべきポイントが多い」緊張感のある作業でした。
* **ズレのない確実な固定**
$100\text{ mm} \times 300\text{ mm}$ という小ぶりな板から、余白をほとんど残さずに10枚を切り出すため、
レーザーの風圧や振動で板が絶対に動かないよう、治具を使ってガッチリと固定します。
* **正確なプログラミング**
刃物(レーザー)の厚みを計算に入れ、10等分した後にすべての枚数がきっちり $30\text{ mm} \times 100\text{ mm}$ に収まるよう、綿密に切断プログラムを組みました。
一瞬の油断もできない作業でしたが、職人のノウハウを詰め込み、ズレやキズもなく、非常に美しく10枚に切断することができました!
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### どんなご要望も、まずは率直にご相談ください!
レーザーテックでは、基本的には自社調達の材料による「超特急加工」を得意としていますが、今回のように「どうしてもこの材料を使いたい」「この品質にこだわりたい」という熱意や目的がある場合は、支給材での加工も全力でサポートいたします。
メリットもデメリットも包み隠さずお伝えした上で、お客様にとってベストな方法を一緒に考えます。
「これってレーザーで切れる?」と思ったら、まずは大阪のレーザーテックへお気軽にご相談ください!







